アーモンドバターは、多くのセレブたちが数年前から朝食やダイエット用おやつとして日常的に取り入れていて、もはや”セレブ定番”のヘルシーフードです。アーモンドバターと聞くと「アーモンドのバター?何だか高カロリーで太りそう」とイメージする人が多いのではないでしょうか。かく言う私も、スーパーモデルのYouTubeチャンネルの”What I eat in a day”の動画の中で朝食やおやつのシーンでアーモンドバターがよく登場するのを見て初めて知り、当初はそう思っていました。
近年、アーモンドは高い栄養価と健康効果で注目を集めており、そのアーモンドを加工して作られたものがアーモンドバターです。生のアーモンドをローストして砕き、粗い粉末状のところに食用油脂やバターを混ぜ、使いやすくペースト状に加工して作られます。市販でもさまざまな商品がありますが、自宅でも簡単に作ることができます。アーモンドバターの中には、砂糖や植物油などを使用したものも多いので要注意です。セレブのように美容効果を求めるなら、買う時に原材料を確認して、ヘルシーなアーモンドバターを選ぶことが大切です。
今回はアーモンドの栄養を余すことなく美味しく食べられるアーモンドバターについて、その栄養と健康効果、私たち日本人の日常生活にも取り入れやすいおすすめの食べ方を紹介します。
アーモンドの栄養成分
アーモンドバターの原料となるアーモンドは、近年その健康効果が注目されている食材です。小腹が空いた時にアーモンドをおやつに摘むのはモデルの中で有名で、私も以前から無塩のローストアーモンドは常備しています。まずはアーモンドの主な栄養成分を知りましょう。
ビタミンE
抗酸化力を有することで広く知られており、「若返りのビタミン」とも言われています。アーモンドは、ナッツ類の中でも群を抜いて含有量が多く、ピーナッツの3倍、ゴマの300倍にもなります。
ビタミンB2
脂質をはじめ、体内のさまざまな代謝を助ける成分です。
オレイン酸
不飽和脂肪酸であるオレイン酸は、オリーブオイルなどの植物油に多く含まれることで知られています。
各種ミネラル
カルシウム、マグネシウム、リンなど、身体に必要なミネラルがバランスよく含まれています。
食物繊維
アーモンドはまるごと食べられて食物繊維も豊富です。便通を整えて便秘を防ぐうえで欠かせないものです。
モデルに人気のヒミツは、アーモンドバターの美容効果!
多くのセレブやモデルが食べているアーモンドバター。その理由はやっぱり美容効果です。本場の海外で評価されているアーモンドバターの美容効果を解説します。
ゆっくり消化して、空腹感を抑える
体内でゆっくりと消化される栄養素が含まれているため、血糖値のバランスを整えて空腹感を長時間抑えてくれます。モデルのように朝食やおやつで取ることで、その日の空腹感を抑えて食べ過ぎを防いでくれます。また原料であるアーモンドは、体が吸収する脂肪分の量を制限する働きがあるとも言われているので、まさにダイエットの味方です。
コレステロール値を「Wのパワー」で下げる
ダイエットにも影響すると言われるコレステロールですが、アーモンドバターに含まれるオメガ6脂肪酸には血流コレステロール値を下げる働きがあり、食物繊維にも体内のコレステロール値を下げる働きがあるので、Wでサポートしてくれます。
オメガ6脂肪酸は美肌にも嬉しい
アーモンドバターに含まれる良質な脂肪酸の「オメガ6脂肪酸」には、湿疹やニキビといった肌の炎症を抑えるエイコサノイドを作る働きがあるだけでなく、ホルモンバランスを整える働きもあるので、美肌作りに効果的です。
ダイエットの鉄板、置き換えフードとしても
モデルのダイエットでは「置き換えフード」は常識です。置き換えフードとは、砂糖をハチミツに、ジュースを炭酸水に、牛乳を豆乳やアーモンドミルクに、のようにヘルシーなものを選択することです。アーモンドバターはパンを食べる時に、糖分や脂肪分が高いジャムやバターの代わりになる「置き換えスプレッド」としても大人気です。ヘルシーなのに美味しいので、他にも置き換えとして活躍する万能食品です。
アーモンドバターのおすすめの食べ方
このようにアーモンドバターは、サプリ感覚で取り入れられるほど栄養価が豊富で、美容にも効果的です。日本ではまだ馴染みのないアーモンドバターですが、主材料がアーモンドなので様々な食品との相性が良く、セレブの間や海外では幅広い方法でアーモンドバターが日常で取り入れられています。アーモンドの自然な甘みと香ばしさがプラスされて、何に使っても美味しいです。
- パンに塗っても
- シリアルやオートミールに入れても
- スムージーに入れても
- サラダにかけても
- 間食用の持ち歩きに
- フルーツにつけても
- 朝にスプーン1杯を美容サプリとして
- 野菜スティックのディップに
- ヘルシーなお菓子作りに
- 料理の味つけに
Barney Butter Smooth 10oz (284g)
私の愛用しているカリフォルニア産のアーモンドバターです。
海外輸入品サイトのiHerbで購入しました。
原材料はローストアーモンドとパーム油のみ、グルテン・ピーナッツフリーです。とても滑らかでパンにも塗りやすく、クリーミーな口当たりです。あまりに美味しすぎて、小腹が空いた時はそのままスプーン一杯すくって食べることもあります。
パンに塗る
まずはパンに塗れば間違いないです。甘いスプレッド風ならそのまま塗って、砕いたナッツをトッピングすればさらに美味しいです。塩味の効いたアーモンドバターなら、チーズをのせてトーストすれば時間のない朝にササッと作れる栄養満点の朝食の出来上がりです。
サラダや温野菜のドレッシング&ディップソースに
塩や醤油、酢、オイルと混ぜれば、香ばしくコクのあるドレッシングに仕上がります。マヨネーズや乳製品を混ぜればディップソースにも、蒸し鶏や冷しゃぶなどに用いれば手軽にアーモンドを摂取できるおかずが出来上がります。
練りごまやピーナッツバターの代用品に
ゴマ和えや冷しゃぶ、棒棒鶏、担々麺などに使う練りごまやピーナッツバターの代わりに使ってみるのもおすすめです。ごまドレッシングやごまダレを使う料理ならほぼ代用できるので、味のイメージがしやすいかと思います。
肉料理の味付けに
肉の下味でアーモンドバターを使うと香ばしくコクのある味になります。まずは唐揚げや豚の生姜焼きなど定番料理にちょっと加えてみるのがおすすめです。ただし、アーモンドは焦げやすいので加熱し過ぎに注意が必要です。
スイーツにも使える
クッキーやパンケーキの生地に混ぜて焼けば、簡単にアーモンド風味の菓子ができます。バニラアイスにアーモンドバターをちょっとだけ添えれば、栄養価もプラスされて、見た目もおしゃれなデザートが出来上がります。
ちなみに私は好きな食べ方は、小腹が空いた時に食パンとリンゴに塗って食べる方法です。クリーミーで重みのあるアーモンドバターをさっと塗るだけで、食パンを単体で食べる時よりも少量で満足感があります。リンゴも単体で食べるよりも、ビタミンと一緒に良質な脂質とタンパク質を摂れるので、栄養価もグンとアップします。
とにかく使える幅が広くて、いつもの食事に「おしゃれ&ヘルシー」なプラスワンができるアーモンドバターは、一度食べたらやみつきになること間違いなしです。アーモンドの粒を食べ続けるのは飽きてしまいがちですが、アーモンドバターなら使い道も多く毎日飽きずに食べられます。ただしアーモンドバターはカロリーが高いので、食べ過ぎだけには注意して、ぜひいろいろな料理に使ってみてはいかがでしょうか。