今回は私の“超”行きつけの近所のカレー屋さんの紹介です。家から歩いてすぐという立地もありますが、もうかれこれ数え切れないほど通っています。
最初に言っておきますが、こんなに何度でも食べたくなるカレーは人生初めてです。大抵のカレーは一度食べたらしばらくは食べなくていいかな、と私も普通なら思うところなのですが、「ブルーバード(Blue Bird)」のカレーだけは別の話です。ここのカレーは食べ終わった側から「また食べに来よう」と思わせてくれます。
何と言っても一番好きなのは、看板メニューのドライカレー(税込850円)です。サラダとピクルスと福神漬が付いてきます。
温かいご飯の上にドライカレーがたっぷりとかけられて、半熟の目玉焼きとカリッと揚げたポテトが添えられています。
ご飯が見えないぐらいにドライカレーが盛られていて、ご飯に対しての量が多くて大満足です。半熟の目玉焼きの黄身を崩しながらドライカレーと絡めて食べると、なお最高です。私は辛いのが好きなので、卓上のチリソースを追加でかけて食べます。
主役のカレーに負けないぐらいに感動したのが、このサラダです。シャキシャキの新鮮な千切りキャベツの上にコーンとハムとフライドオニオン、人参を擦りおろしたドレッシングがかかっています。この人参を擦りおろしたドレッシングが絶妙な甘みと酸味のバランスで、一緒に食べるカレーの食欲まで湧くようにできているのが凄いところです。他のお店では食べたことのない感動的な美味しさです。
あまりにこのサラダの虜になってしまい、私は毎回”ご飯大盛り”ならぬ”サラダ大盛り”で注文しています。メニューには”サラダ大盛り”なんてどこにも書いていないのですが、他のお客さんが注文しているのを一度聞いて真似してみたら、心良く引き受けてくれました。(このサラダのファンの人、他にも絶対にいると思います。)
最初の写真との違いが分かるでしょうか。サラダ大盛りにすると、大きなボウル一杯に盛り付けてくれます。普通の2倍量ぐらいです。オーナーさんのサービス精神が素晴らしいです。
付け添えの福神漬と自家製ピクルスも、好きなだけ食べられます。この自家製ピクルスが、これまた絶品です。大根・タマネギ・ニンジン・ブロッコリーが甘酸っぱく漬けてあり、カレーとの相性もばっちりです。
カレーの話に戻りますが、ここのカレーが何度でも食べたくなるのは、全体的にお酢の酸味の効いた味付けなのが理由かもしれません。食べた後に身体が軽やかになって元気になるのが、ここのカレーの魅力です。おまけにサラダとピクルスにも味付けにお酢を使っていて、野菜もしっかり取れて栄養満点です。
”胃袋を掴んでくるカレー”とはこういうことか、と唸らされます。
ドライカレー以外のカレーメニューも美味しいです。こちらはガパオ炒めライス(税込850円)です。ドライカレーと同様に、サラダと自家製ピクルスが付いてきます。
ナス・ピーマン・タマネギなどの野菜と鶏肉を、ピリッとタイ風の味付けで炒めてあります。半熟目玉焼きとの相性は最強です。
どうやらここのオーナーさんは、井の頭公園内にある有名なタイ料理屋の「ペパーミントカフェ」出身だそうで、カレー屋の中にさり気なくタイ料理のテイストが混ざっているのも納得です。
タイ料理に欠かせない卓上調味料も用意されています。私は”酸っぱ辛い”味付けが大好きなので、唐辛子を漬けたお酢とナンプラーを少しずつ加えながら食べるのが好きです。
タイ料理のカレーの定番、グリーンカレー(税込850円)も絶品です。ナス・ズッキーニ・ピーマンなどの野菜と鶏肉がゴロゴロっと入っていて、結構辛めの味付けです。
今思い出しましたが、初めて行った日に「鶏肉が食べたいけど、チキンカレーがいいかな、グリーンカレーがいいかな」なんて悩みながら話していたら、会話を聞いていたオーナーさんが「ではカレーのチキンを多めにしましょうか」とすんなり提案してくれたのを思い出しました。
ちなみにチキン多めにしてくれた時も、サラダを大盛りで注文した時も、値段はそのままです。いつも黙々とオーダーを手際良くこなすオーナーさん、こういうさり気ないホスピタリティーがとても嬉しいです。心温まります。
これからも通い続けたいカレー屋さんです。
ブルー バード (Blue Bird)
- ジャンル:喫茶店、カレーライス、タイ料理
- エリア:三鷹
- 住所:東京都武蔵野市中町2-16-1 武蔵野サマリアマンション 1F
- 電話:0422-52-1277
- 営業時間:11:00~21:00
- 定休日:土曜日
- 交通:三鷹駅北口より徒歩約8分、吉祥寺駅公園口より徒歩17分
三鷹・吉祥寺循環ムーバス「横河電機前」バス停道路対面 - URL: http://www.bluebird70.com/