毎日食べたい！台湾の一押し朝食グルメ【蛋餅 (タンビン)】

以前の記事「台湾の絶品グルメ ② 朝食編−１【ダイジェスト版】」でも紹介しましたが、台湾では、朝食をしっかり食べることが文化の一つと言ってもいいぐらい、毎日の朝食をとても大切にしています。朝食メニューのレパートリーの豊富さは世界レベルでトップクラスで、ボリューム満点です。今回はそんな中でも、私が台湾へ行く時には必ず食べている、一押し朝食グルメ「蛋餅 (タンビン)」をより詳しく紹介していきます。

蛋餅（タンビン）とは、チーズやハムなどの具材をもちもちの生地で包んだ、台湾式の卵焼きクレープ包み料理です。朝食は出勤前に屋台で食べたり、テイクアウトするのが定番の台湾では、人気の朝食のファストフードメニューです。

お店によって生地がモチモチしてたり、表面がカリッと焼かれてたり、具材やソースも違うので、色んなお店の蛋餅を食べ比べするのも楽しいです。中の具材の種類も色々と選べるので、ガッツリ食べたい時は肉やチーズをメインに、ヘルシーに食べたい時は野菜メインに、その日の気分で変えることができるのも嬉しいです。

薄めの生地で具材をふんわり包んだ蛋餅

蛋餅は生地の厚さによって主食にもなりますが、これぐらい薄い生地だとおかず感覚でぺろっと食べれちゃいます。これは中に卵と台湾バジルが入っています。

私はいつも朝ごはん屋さんに行くと、蘿蔔糕（ルオボーガオ）と豆漿（ドウジャン）を蛋餅と一緒に必ず注文するので、これぐらい薄めの生地はボリュームがちょうど良いです。（他の朝食メニューの詳しくは「台湾の絶品グルメ ② 朝食編−１【ダイジェスト版】」で紹介しています。）

生地がモチモチ系の蛋餅

中の具材は野菜と卵とベーコンにしました。熱い鉄板で焼いた野菜は熱々でシューシーで卵生地とよく合い、朝から重くなりすぎないので、野菜は入れることをオススメします。野菜の種類は、台湾バジル、キャベツ、コーンなどが入っていることが多いです。特に熱々の千切りキャベツがとても美味しいです。

実はこの時、ドライブに出かける直前に朝ごはん屋さんに立ち寄ったのですが、お店で食べている途中で時間が間に合わないことが分かり、お店の人にお願いして食べている途中のものを全てテイクアウト用に包んでくれました。飲みかけの豆漿も快くテイクアウト用のカップに移し替えてくれて、テイクアウト文化の台湾の神対応に感動しました。

厚めの生地に具材たっぷり、ボリューム満点の蛋餅

この日の具材は野菜と牛肉にしました。朝からしっかり食べたい時は、肉類を加えると栄養価が上がってスタミナメニューになります。牛すじ肉、ひき肉、ハムやベーコンなど、お店によって肉の種類も色々とあります。

朝ごはんのファストフード店に行く時は、いつもこんな感じになります。必ず注文する蛋餅と蘿蔔糕（ルオボーガオ）と豆漿（ドウジャン）、この日は漢堡（ハンバオ）も一緒に注文しました。全体的に茶色い朝ごはんになりがちですが(笑)、見た目以上に栄養満点です。

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表面をカリッと焼いた、ブリトー感覚の蛋餅

ブランチが人気の朝ごはん屋さん「LoCoFooD 樂口福（ラーコーフー）」は、蛋餅をメキシコ料理のブリトー風にアレンジした「蛋捲」が看板メニューです。中の具材のメニューが種類豊富で、食材は台湾産のものを使用することにこだわっています。スキレットに盛り付けられた蛋捲は、間違いなしの写真映え料理なので、初めて台湾へ旅行する人にはまずオススメです。（詳しくは以前の記事「台湾の絶品グルメ ② 朝食編−3 【LoCoFooD 樂口福】」で紹介しています。）

LoCoFooDの蛋捲はボリューム満点なので、数人で行って色んな種類を注文してシェアするのがオススメの楽しみ方です。もちろんこの日も一緒に飲んでいるのは、ホットの豆漿です。ここの豆漿は甘さが予め調整されたものしかないのですが、ほんのり甘い豆漿とスパイシーな蛋捲との相性はバッチリです。

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蛋餅の変化形「葱抓餅」

葱抓餅（ツォンジュアピン）は簡単に言うと、中華風の薄焼きのお好み焼です。生地が何層にもなっていてパリッとしているので、アジア風クロワッサンと表現することもできます。小麦粉の生地にネギが練り込んであって、これに好みのトッピングを加えて、焼くか揚げて食べます。蛋餅とは別名の「葱抓餅」と付いていますが、蛋餅の変化形のような料理です。（詳しくは以前の記事「台湾のB級グルメNo1・葱抓餅【天津葱抓餅】」で紹介しています。）